25.06.28
スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールドは8月のフェスティバルを軸に、年間を通して市民を中心としたアウトリーチやワークショップを実施。スキヤキから誕生した市民楽団を中心に、世界各地のアーティストが団体への指導を行います。その内容はパフォーマンス製作、作曲、編曲など、演奏の技術向上に留まらず、団体が自ら企画運営しできるようなプランを団体やアーティスト共に模索し、支援を行っています。
対象団体:トゥーマラッカ
講師:廣瀬拓音とマカシェイラ姉妹(日本)
日程:8月16日(土)~8月24日(日)
内容:演奏指導、スキヤキ2025に向けたパフォーマンス指導ほか
トゥーマラッカ [日本/スキヤキ]
2013年、富山県南砺市の音楽フェスティバル「スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド」でのブラジル北東部の伝統合奏「マラカトゥ」ワークショップをきっかけに、市民楽団トゥーマラッカが誕生。東京のグループ「バッキバ」の廣瀬拓音氏直伝のリズムを受け継ぎ、子どもから大人まで幅広い世代が楽しくも真剣に練習を続けている。2016年からは全国のマラカトゥチームとともに「スキヤキ・パレード」に出演。2018年以降は本場ブラジルの大師匠メストレ・シャコンを迎え、技術と精神性の深化を目指している。
マラカトゥ(Maracatu)は、ブラジル北東部ペルナンブーコ州に伝わるアフロ・ブラジル文化に由来する伝統芸能。特に「マラカトゥ・バッキ・ヴィラード」は、アフリカ由来の信仰をベースに、植民地時代の影響を受けながらも守り抜かれてきた文化と精神を今に伝える重要な文化遺産です。大太鼓アルファイアを核に、金属打楽器、歌、ダンスが重なり合い、重厚で力強いリズムを生み出します。マラカトゥは単なる音楽ではなく、人々の魂と歴史が刻まれた生きた表現です。
廣瀬拓音とマカシェイラ姉妹 [日本]
ブラジル北東部ペルナンブーコ州の伝統芸能マラカトゥ・バッキ・ヴィラードをトリオで演奏するユニット。東京のマラカトゥ・グループBAQUEBAのメンバーでもあり、ブラジル最大最強のマラカトゥ共同体ナサォン・ポルト・ヒコのメンバーとしても本場のマラカトゥ・コンペティションでも複数回の優勝や準優勝を経験。トリオで日本各地のフェスやイベント、小中学校などをめぐりコンサートやワークショップを通してブラジル北東部の打楽器合奏の布教活動にも勤しんでいる。
企画制作:一般社団法人スキヤキ・オフィス