ハウイー・リー [ China / 中華人民共和国]
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未来の音が伝統と交差するーエレクトロニック・ミュージックの革新者
中国クラブシーンを代表する作曲家・電子音楽アーティスト。伝統的な中国音楽の要素と最先端の電子音楽を融合させた独自のハイブリッドサウンドで注目を集める。
ベースミュージック、フットワーク、IDM(Intelligent Dance Music)など、グローバルな音楽ジャンルを取り入れながらも、中国の文化的ルーツを強く反映。アンビエントなサウンドスケープからエネルギッシュなクラブトラックまで、多彩なスタイルを自在に展開した2021年のアルバム『Birdy Island』は、音楽メディアPitchforkが「ジャンルの境界を越えた傑作」と絶賛。伝統楽器と未来的な電子音の融合が「自然でありながら革新的」と高い評価を受けた。
そして2024年のアルバム『At the Drolma Wesel-ling Monastery』では、チベット仏教の宗教音楽や環境音を取り入れながら、内面的な世界を旅するような音楽体験を作り出す。瞑想的でありながらも常に緊張感を孕んだ構成は、精神性と実験性が交差する独自の世界観で音楽表現へのさらなる深みを感じさせる。
また、映画、テレビ、ゲーム音楽の作曲も手がけており、アクションゲーム『Sifu』のサウンドトラックも担当。さらには映像作家Teom ChenとのUnreal Engineを活用したオーディオビジュアル・ライブも手がけ、ベルリンやインドなど世界各地のフェスティバルでも高評価を獲得。音楽だけにとどまらず、アートやビジュアル表現とも密接に結びついた表現を展開している。
個性的かつ前衛的なサウンドは、まるで未来のフォークロア。重厚なビート、異国情緒あふれるメロディ、そしてアヴァンギャルドなアプローチが融合した、クラブミュージックの枠を超える視覚と音の共鳴。唯一無二のライブパフォーマンスは、まさに必見!
●8/24(日)ヘリオスステージ