■ 美術情報

常設展示「喜知屋」

喜知屋(きちや)」は、
明治時代に建てられた町屋建築を生かした生涯学習施設です。
施設名の喜知屋とは「知る人を喜ぶ」の意で、改装前の旧柴田邸を寄贈いただいた柴田喜知次氏の名前にちなんでなづけられました。
四季折々の風情を成す庭園と茶室を備えたこの施設は、その歴史を肌で感じながら、一流の芸術作品を鑑賞し、また、伝統文化活動の場として各文化団体の利用のほか、一般利用者にも多目的に利用できます。
二連続きの土蔵は美術館に改造し、市が所蔵する美術作品の常設展示を行っております。
主に福野文化創造センターの代表収蔵作品[菅創吉][長崎莫人][印牧邦一]の作品を年間を通して展示しています。各作家の個性あふれる作品をぜひご鑑賞下さい。
また、母屋から土蔵への通路部分と庭園は一体感のあるゆとりの場としてみなさまに憩いの空間を提供します。

■ ご利用方法
施設見学・美術館入館は施設中央の管理室で入館料をお支払い下さい。催事・会議などの利用の場合、2週間前までに、所定の利用申込書で、福野文化創造センターまでお申し込みください。


開館時間■午後1時から午後5時まで
休館日■毎週火曜日及び年末年始
入館料■100円(1人) 但し、小中学生の利用は無料

■ 管 創吉(すが そうきち)

兵庫県姫路市出身。1963年に渡米。ロスアンゼルス、サンフランシスコ、ニューヨークで制作と発表を重ね、油彩や立体作品などを通して、その東洋性とユーモアあふれる表現は高い評価を得ています。20世紀を代表する作家の一人。

Web 管 創吉(すが そうきち)の世界 >>>

■ 長崎 莫人(ながさき ばくじん)

朝日町出身。水墨画の筆致と色彩の変化を重視した精神的表現を復興しようと、近代日本画の改革を目指し、岩崎巴人、谷口山郷、のむら清六らと「日本表現派」を結成。長崎氏のその力強い筆致は、観るものに強い精神性を訴えます。